自分を知る事、国を知る事

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まずは自分を理解することが大切!

「他人の気持ち」を考えなさい!

親と子どもの会話で良く出来てきそうですね。

あまり好きではありませんが、あえて「今どきの子ども達」と呼ぶことにします。

今どきの子ども達は自分らしさにとてもこだわっている様に感じられます。ですが、それが見えない。分からなくて苦しい気持ちになっている子も多いのではないでしょうか?

学校へ行かない子が増えている理由の中に漠然とこれが含まれている様な気がしています。

(私自身もかなり悩んだ時期があった💦のを覚えているので、苦しい気持ちは結構理解できます😢)

今回は「自分を知ること」と「他人を受け入れること」について考えてみたいと思います。

そもそも人間は生まれた瞬間から「自分らしさ」を自覚しているわけではありません。エリクソンの発達段階では「自分らしさ」を自覚できるようになるのは、青年期(12~18歳)くらいとされています。

そこに至るまでは・・・

1、乳児期(~1歳半くらい)の 「信頼感 VS 不信感」

2、幼児期初期(~3歳くらい)の「自律性 VS 恥・疑惑」

3、幼児期後期(~5歳くらい)の「積極性 VS 罪悪感」

4、児童期(~12歳くらい)の「勤勉性 VS 劣等感」 


のような成長過程をバランスよく過ごす必要があります。

●エリクソンの発達段階

バランスが大切だという事を理解できる簡単な例を挙げてみましょう。

私が関わっていた3歳の子で「おむつが取れない」子がいました。

その子はおもらしが恥ずかしいという気持ちはあまり見られない状態でした。

ですが、ある日幼稚園で身体測定があった際に周囲の子が「いわゆるお兄さんパンツ」を履いている事に衝撃を受けて(恥ずかしいと感じて)一気におむつが取れた(自律)そうです。😂

何となく理解して頂けたでしょうか?

人が成長していく時に絶対的に大切なのが「安心感・信頼感」です。「自分が感じるまま」を表現して「全て」受け入れてくれる大人(親)がいること。

これが自分らしさの「核」となって行きます。

ですが現代のお父さん、お母さんは様々なストレスにさらされ社会的な目線を気にしすぎる傾向が見られます。子どものありのままを「全て」受け入れる余裕が無い方もいらっしゃいます。

結果、子どもが認めて欲しい時に「ダメダメ」を繰り返し「不信感」が積み重なってしまう子が一定数います。

でも子育て世代のご両親を責めるつもりはありません。

(独りで世間に立ち向かって行く事はとても勇気がいる事ですよね。だから、みんなで子どものためにどうすべきかを考える必要があるとも思うのです😊)

大人もどんな価値観に従って子どもに接していいか分からないのが本当のところではないでしょうか。

(昔は「家」がこれまでの流れを伝えたり、人として(日本人として)の在り方をしっかり伝えていたので現代ほど混迷してはいなかったと思います。個人の価値観ではなく受け継いできた価値観を基に子育てをしていれば、迷うことは少ないかも知れません)

子どもが絶対的信頼感をクリアした状態でないまま、他者との関係性を重ねていくとバランスを欠いた状態で成長していくことになります。

「こういう場合はどう振舞うべきか」「感情的になって場の雰囲気を壊してはいけない」などと他人を意識し過ぎる思考回路は大人になってから簡単に修正できるものではありません。

いずれにしても「全て受け入れてくれる」大人の存在が、自分のことをしっかり認めてあげる土台となります。

そして自分のことを認めることができるということは「自分の理解が進んできた」ということでもあるので、やっと他人を理解する下地が出来てきたとも言えるのです。

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●自国を理解すると他国が見えてくる

ちょっと飛躍して聞こえるかもしれませんが、これは「国」という単位でも言えることだと考えています。

昨今では、ヨーロッパが先進的で日本が遅れているとう論調も多いように思います。

例えば先ほどの話題で出てきた「家制度」についてです。日本は相当戸籍が整っている国で世界に比べても有数であると言えます。

家制度は「家族」をどのようにとらえているかという事で、本来はそこに優れているとか劣っているというのは無いはず・・・。

ですが現在の日本人は自分の国のことをあまり知らずに、ただただ他国が正解だと思っている節があります。

(ですから、子育て世代の親御さんが何を信じて教育していけば良いか分からなくなって当然の状態であると思います。)

個人の視点で見ても「自分を理解する ⇒ 他人を理解する」という順番ですから、まずやるべきなのは「日本人が日本をよく知る」ということなのではないでしょうか。

自国をよく知ると他国との違いが鮮明になり、他国の考え方や文化がよく見えてくると思います。

アメリカやヨーロッパの国々(まとめてしまうとちょっと語弊がありますが・・・)の成り立ちは「革命(戦い)」が基本にありますし、中東の国々は「イスラム教」が根本に大きく影響しています。

日本は聖徳太子の十七条の憲法にもある通り「和をもって尊し(たっとし)となし」です。話し合いに基づいて建国した2000年以上の歴史を持つ最古の国なのです。

他の国と同じであるはずがないですし、必ずしも価値観を合わせる必要がない。

正解に誇れる日本の文化や習慣は数多くあります。

ここをしっかりと自分たち見つめ直すことで、個人も国も他者と共存できる寛容さを持った誰からも尊敬される存在になれると思います。

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個別学習相談会のお知らせ

<個別学習相談会のお知らせ>

みなさん、こんにちは。新学期を迎え暖かくなってきましたね。✨

大人も子供もウキウキする季節になりました。

オンライン家庭教師さざれいしでは勉強が苦手な子や不登校の子の学習サポートを行っています。実はこの春ちょと心配している事があります。それは教科書改訂が行われたこと・・・。

中1の英語を例にとってみると最初の単元でbe動詞と一般動詞が一気に扱われたり、直後に助動詞canが出てきたりします。小学生から何となく英語を習ってきた子も、相当定着度が高くないと厳しいかも・・・。英語嫌いが増えていかないか心配です。🤔🤔🤔

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何て細かい話は希望される方には個別にお話するとして、結論は「いわゆる中1ギャップ」が心配なんです。一人でも多くの子が前向きに新学年をスタートして欲しいと願っています。😄😄😄

もし不安な事がありましたら、ぜひお話を聞かせてください。

※さざれいしの母体である「地域子育てネットすくさぽ」がこの春から市民活動プラザ六中に拠点を構えることになりました。相談室が自由に使えますので、安心していらしてください。

●個別学習相談会

期間:令和3年 4/12(月)~ 6/15(火)

場所:市民活動プラザ六中 相談室(オンラインzoom可)

対象:小4~中3の子を持つ保護者

内容:学習相談他(発達のご相談、不登校に関するご相談など)

費用:無料

申込:℡ 090-1648-9048 担当 大澤   

    メール online2020@gmail.work  ※当サイトの申込フォームでもOK!

「学ぶ」意味とは②

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歴史を学ぶ意味

前回の①で考察したように「学ぶ」意味の中には「他者のために役立つ」と言う意味はありそうです。ではその他にはどんな意味があるのでしょうか?

(「学ぶ」意味とは①)

最近の日本人は「自分が何者か分からず」悩んでいる人が多く、自ら命を絶ってしまう悲しい事が起きていることは今更述べるまでもない事です。

                               厚生労働省HPより引用

もちろん経済との関わりが強いことも事実なので、一概にすべてを結びつけることはできません。背景は複合的なので二元論で論じることは難しい問題です。

ただ一つ言えることは「自分が生まれてきた意味」「自分の果たすべき使命」が見えている人は困難に立ち向かう力が強いのではないかという事です。

(もちろん乗り越えられない程の困難があることも理解できます)

そこで大きな役割を果たしているのが「歴史」を学ぶことであると私は考えています。

自分の両親のルーツ、育ってきた地域や環境の歴史、日本の歴史、世界の歴史。

これらを複合的に知ることで見えてくるものがあるのではないでしょうか?

中学生で「歴史」が苦手な子からよく「昔のことなんて勉強して何になるんだ!俺は前向きなんだ!」なんて言葉を聞くことがあります。

もし、この言葉を身の回りの子どもが言っていたら言ってあげてください!😆

「・・・何ていえばいいんだろう。」🙄

Parents And Children Curiosity  - taniadimas / Pixabay
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「歴史を学ぶとは人間を考えること」

かっこいい言葉ですよね。これは専修大学文学部のHPに掲載されている言葉です。

子ども達にとってまずは「自分を知ること」が最優先です。

そのためにもまずは親御さんから「ご両親が生まれ育ってきた環境」についてお子様にお話してあげてください。

それは子どもにとっては既に「歴史」なのだと思います。

出自の違う2人が出会って結婚し自分が生まれた・・・。

それだけでワクワクするストーリーなのではないでしょうか?

家族の会話の例)

「ねえ、どうしてうちのお雑煮には魚が入っているの?〇〇ちゃんの家には入ってないらしいよ。」

「それはね、お母さんの実家の〇〇県では昔から雑煮には魚🐟を入れる風習があるんだよ。」

こんな会話があるとその土地の風土の事を学んでみようと思うかもしれませんね。😉

自分がどうしてこんな趣向なのか?自分がどうしてこう考えがちなのか?などは脈々と受け継がれてきたものであります(DNAレベルで!)。

だから周りと比べて変に劣等感を持たなくなるとも思います。

(私がこうなのは父さんもおじいちゃんも一緒でしょ!「血」だよ!みたいな感じ 笑)

そうしてご先祖様?!から受け継いできたものを踏まえて「自分らしさ」を作っていくのです。

大人気のマンガ「鬼滅の刃」で言えば「はじまりの呼吸」である「日の呼吸」を知ることと同じなのではないかと思います。

School Children Desks School  - AnnaliseArt / Pixabay
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「歴史を学ぶのは現代を知ること」

私たちが暮らしているのは「現代」です。そして今起きていることは過去の「歴史」と連動しているのです。

自分をしっかり持って生きていきたい。

誰しも願っていることではないかと思います。

ですが、今は情報社会。

様々な情報がたくさん溢れかえっています。

様々な情報に踊らされて、気づけば自分がわからなくなる・・・。

何てことになりかねないのです。

大切なことは「歴史を学ぶこと」を辞めないこと。

学校教育で教わる「歴史」は一つの側面からしか切り取っていません。

歴史は出来事をいくつ覚えているかを競うゲームではありません。

自分が知っている事を通じてどんなストーリーを紡ぎだすかの方が何倍も重要なことなのだと思います。

これがその人の「現代社会の捉え方」に繋がります。

そうして捉えた「現代」で自分は何をしたらいいのか?

それを「自分で決める」旅が人生なのです。

(それを他人にゆだねると幸福感は一気に下がります。💦)

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「歴史を学ぶとは未来を見ること」

歴史の中には教訓がたくさんあります。

未知の困難に過去の人たちはどのように向き合っていったのでしょう。

例えば・・・

「天皇の話はこうだった。『私は、戦争を遂行するにあたって日本国民が政治、軍事両面で行なったすべての決定と行動に対して、責任を負うべき唯一人の者です。あなたが代表する連合国の裁定に、私自身を委ねるためにここに来ました』 ――大きな感動が私をゆさぶった。死をともなう責任、それも私の知る限り、明らかに天皇に帰すべきでない責任を、進んで引き受けようとする態度に私は激しい感動をおぼえた。私は、すぐ前にいる天皇が、一人の人間としても日本で最高の紳士であると思った」(『マッカーサー回顧録』1963年)

第二次世界大戦後、昭和天皇とGHQのマッカーサーとの会見の際の事です。これは日本人の生き方であり他国から尊敬される在り方だと思われます。

ここから学べるのは「責任の取り方・捉え方」ではないでしょうか。

ビジネスの世界では「上司とは自分の目に見えないことの責任も取れるものだ」という言葉を耳にすることがあります。

これって現代にも通ずる日本人としての在り方だと思います。

人間関係に迷ったとき、ビジネスの場で苦境に立たされたとき、子育てに迷ったとき・・・。

歴史にはたくさんのヒントが隠されています。

「学ぶ」意味とは ①

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子どもが勉強嫌いなのは大人が「意味」を伝えないから

2020年ももうすぐ終わります。今年はコロナ禍で様々なことを考え直すいい機会となったような気がしています。

オンライン家庭教師さざれいしを立ち上げるきっかけとなったのも、コロナ禍で大切な子どもの学習機会を奪われないように考えた結果でした。

4月・5月の全国学校一斉休校で子ども達が学校へ行けなくなった時、ご家庭で子どもを勉強に向かわせる事にご苦労された方も多かったと思います。💦

「ゲームばかりやっていないで勉強しなさい!」

「嫌だよ。学校が無いのになんでそんなことしなきゃいけないんだよ!」

そうやって子どもに言われた時、こんなふうに答えてしまっていませんか?🙄

「皆、やっていることだから」
「子どもは勉強することが仕事だから」
「理由などなく、やるべきことはやらなければならないから」
「世の中に出るうえで必要なことを学んでいるから」
「将来自分のやりたい進路に進むことができるから」

この返答で勉強したいと思う子は何人いるでしょう。😥😥

せっかくの「学ぶ」楽しさをつまらないものにしているのは、こんな残念な返答をしてしまう大人なのかもしれませんね・・・。

多くの子の勉強嫌いの理由は・・・

1、勉強が楽しくない

2、勉強のやり方が分からない

3、成長が実感できない

ゲームは子どもにとって「楽しい」ので「やりなさい」と言わなくても自分からやります。やり方は「YouTube」で教えてくれるので勝手に上達します。

そして上達すれば「レベルアップ」し成長を分かりやすく実感できます(もちろんそうでないゲームもあるでしょうが)。

Glasses Eyeglasses Eyewear Book  - EmmanuelCampiño / Pixabay
EmmanuelCampiño / Pixabay

学ぶ意味あれこれ

そもそも「学び」の意味は我が国の教育制度の根幹をなす「教育基本法」に以下のように書かれています。

我々日本国民は、たゆまぬ努力によって築いてきた民主的で文化的な国家を更に発展させるとともに、世界の平和と人類の福祉の向上に貢献することを願うものである。
 我々は、この理想を実現するため、個人の尊厳を重んじ、真理と正義を希求し、公共の精神を尊び、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を期するとともに、伝統を継承し、新しい文化の創造を目指す教育を推進する。
 ここに、我々は、日本国憲法の精神にのっとり、我が国の未来を切り拓く教育の基本を確立し、その振興を図るため、この法律を制定する。

教育基本法(昭和二十二年法律第二十五号)の全部を改正 より

人は、「自分の手持ちの力を使い、共同の場で何かをして、そのことで人が喜ぶのを喜ぶ。」
 子どもたちは、「自らの力で自然に働きかけ、それによって人を喜ばせ、また自らが喜べる機会を持つことで自尊感情が育つ」

奈良女子大学 浜田寿美男先生の講演より

天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと云へり。

されども今廣く此人間世界を見渡すに、かしこき人あり、おろかなる人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もありて、其有樣雲と坭との相違あるに似たるは何ぞや。

人は生まれながらにして貴賤貧富の別なし。

ただ学問を勤めて物事をよく知る者は貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるなり

「天は人の上に人をつくらない」と言われている。

しかし今世の中を見てみると、賢い人と愚かな人がいる。また、貧しい人や裕福な人、身分の高い人と低い人がいて、その有様は雲泥の差だ。どうしてだろうか。

ひとは生まれた時は平等である。学問をして、物事を知る人は偉く、お金持ちになる。無学の者は、卑しくて、貧乏になる。

福沢諭吉『学問のすすめ』より

法律や偉い学者さん、偉人の言葉を並べてみたら「学ぶ」意味も見えるかな~と思いましたが、どれも他者との関係性が書かれていることに気づかされるのです。😮😮😮

Children Nature Out Summer Water  - Pezibear / Pixabay
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親の仕事を子どもに伝えてみる

上述したように「学ぶ」意味の学問的考察を並べてみると、「他者」の存在が入っている事に気づかされます。

途中経過がそれぞれ異なっていても、最終的にはここへたどり着くということなのでしょうか。

このブログを読んでくださっている皆様に、「学ぶ」意味を子どもに伝える時に試して頂きたいのが「自分の仕事を子どもに伝える」という事です。

私は16年間の塾講師+3年半ほどの療育施設での経験があり、仕事人生のほとんどを子ども達と接する時間としてきました。

その中で子ども達に共通しているのが、「親の仕事」を驚くほど子ども達は見ているということです。

いわゆる発達障害と言われ、自分の思いを説明することが苦手な子であっても「親の仕事」の子とは割と流暢に話し、尊敬の念を持っている事が多いです。

尊敬の念を持っている親の仕事から「学ぶ」事はとても多いように思います。

・農業を営んでいる

・学校の先生をしている

・百貨店の売り場で働いている

・建築業で大きな建物を作っている

子ども達は農業に興味を持つかもしれません。教育に興味を持つかもしれません。建築業に夢を抱くかもしれません。

国語・数学・社会・理科・英語の得点を取らせて、子どもを有名大学に行かせるのが「学び」に向かわせることではありません。

未来ある子ども達にわくわくさせる言葉で語りかけたいですね。😆😆😆

「勉強が苦手な子」に教えるコツ④

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好奇心が湧く子は伸びる

「うちの子はゲームばかりで他のことに全く興味がないんです・・・。」よく保護者の方からこんな相談をされます。今回は子どもの「好奇心」について考えてみたいと思います。

子ども達は言葉を覚え始めたころから、身の回りの大人に「どうして?」「どうして?」と自分が不思議に思う事を聞き続けて、大人が困ってしまうなんてことがよくあります。😂

ここでちょっと脳科学的に考察してみましょう!😏

人間の本能には下記の3つの本能があるそうです。

  1. 生きたい本能
  2. 知りたい本能
  3. 仲間になりたい本能(誰かの役に立ちたい本能

「ちゃんと集中できる子の脳は10歳までに決まる」 林 成之 著 PHP研究所

子どもが「どうして?」と大人に質問してくるのは人間が本来持っている「本能」ですので、当然の行動のようです。

生物学的に考えてみますと、野生動物は常に捕食者に「食べられてしまう危険性」があるわけです。

「あの木の陰にいつもオオカミがいることが多くて、仲間が食べられているな」なんて情報を「知る」事ができれば食べられずにすむかもしれませんね。

もちろん人間は「食べられる」ことはありませんので、「知りたい」欲求の出所は違いますが本能にはきちんと「知りたい」という欲求が組み込まれています。

勉強が苦手な子には「好奇心」が失われている子が多く見受けられます。

たいていの場合は「学ぶ」ことへ義務感が強く、勉強という行為そのものが大人に叱られる原因になってしまっているからではないでしょうか😥

Class Learning Brother  - NgoHuuMoi / Pixabay
NgoHuuMoi / Pixabay

好奇心が失われる原因

このテーマは嫌ですね・・・。心当たりがありすぎて胸が痛む・・・。という保護者の方も多くいらっしゃると思います。

  1. 好奇心が満たされる経験が少なかった
  2. 疲れている
  3. 不安が強い
  4. 依存心が強い
  5. 不便さを感じない

などが挙げられます。

一つ前提として言えるのは「不安が強い子」は好奇心まで到達しないということです。

家庭環境に不安を抱えていたり、親から愛されていないと感じていたり(あくまで本人の捉え方です)する子は、まずは生存本能(内向き)が働きますから好奇心(外向き)は湧きようがないのです。

また、「依存心」が強い子は好奇心が湧きません。

「何で〇〇〇なってするの!」

「早くやることやっちゃいなさい!」

「勉強したの?将来困るよ!」

これらを連発しすぎると、子どもは「叱られないよう」に生存本能が発動し「大人の言う事をきく」事が最優先事項となってしまうのです。

結果、自分で考えて行動しない「依存度」が高い子になってしまいます。

また、与え過ぎもよくないと思います。

「知りたい本能」は根源的には、生物が生き残るために必要な力として備えているものと考えられます。

人間の子どもは生きるのに困ることは早々ありません。

習い事やスポーツなど親が環境を整えてあげる部分も必要ですが、子ども自身の主体性が育っていないと「満足感」だけが残って自ら欲する状況にはなりにくいです。

これは大人が与えているようで、実は奪っているのかもしれませんね。💦

Lightbulb Bulb Idea Light Energy  - tomeklaskowski1 / Pixabay
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好奇心を開放するには

では、勉強が苦手な子の「好奇心」を開放してあげるにはどうしたら良いのでしょうか。

絶対的な答えはもちろんありませんが、「安心感」⇒「好奇心」⇒「体験を積む」の順番で進めて行くと上手くいくことが多かったように思います。

前述した通り、自分の生存が危ぶまれる状況で好奇心は湧きようがありません。

ですから、まずは大人が「その子のことを認めてあげる」事がとても重要になってきます。

これは言葉にするととても簡単そうですが、なかなか出来ずに日々戦っておられる保護者様が多いように思います。

ここで一つ事例をご紹介します。

あるおシングルマザーのお母さんとの会話。

「〇〇さんはとっても優しい子ですね。というかとても強い子のように思います。他の子によく気を配っていると感じます。何か子育てで意識していることはありますか?」

「えー。特に気を使っていませんけど一つだけ・・・。」

「想像することをやめないで」といつも話しています。

他の人がどういう気持ちなのか、今どういう状況なのか、を常に感じて考えてみて欲しいという趣旨だそうです。

実際にこの子は明るく、好奇心の強い子に育っているように見えます。

通分が理解できていなかったのですが、教えるとすぐに理解しできるようになりました。、

大人は子どもについつい細かい注意をしたくなりますが、「根本的な教育観」とでもいうべき大枠を示すことなのではないかと思うのです。

子どもは、大人の意に沿わないことも多々あります。

そんな時、「例外として許す事」「絶対に許さないこと」を大人がしっかり分けている事がとても重要です。

まずはありのままの(勉強が現時点でできていない状況の)子どもを認めてあげて、安心感を作ってあげましょう。

また、脳科学のところでもお伝えしたように、人間の本能には「仲間になりたい本能」があります。

好きな人が興味を持っている事に、いつしか自分も興味を持つようになったという経験はだれしも1度はあるはずです。

好奇心が湧きずらい子に「他者を尊敬していない(好きではない)」という傾向もあります。

大人が人の悪口ばかり言っていると子どもは他者を尊敬しなくなり、その人の興味を受け取らなくなります。

※だから「先生」と呼ばれる人は、子どもに「嫌い」から入られるとアウトです。勉強が嫌いな子が育ちます。

仲間になりたい本能を適切に開放するために「偉人」の話をしてみたり、身近にいるすごい人の話をしてみたり、親のいい所を話したりしてみましょう。

最後にお伝えしたいのは「経験」の重要性です。

ぜひ、子どもと一緒にキャンプしてください。

ぜひ、子どもと一緒に星空を眺めてあげてください。

ぜひ、一緒に工場見学などいろいろな世界を見てください。

大好きな人と経験したことは、そのままその子の大きな大きな「好奇心」につながっていきます。🤗

「勉強が苦手な子」に教えるコツ!③

Self Esteem Motivation Positivity  - sweetlouise / Pixabay

自信を与える

まずは勉強が苦手な子から実際に聞いたお話を基にみなさんにお伝えいたします。

勉強が苦手な子はとにかく自信がありません。小学校の中学年から高学年にかけて自分が学習内容を理解できているか、できていないかを子ども達は知り始めます。

子ども同士で「比較」し合い、「あの子はすごく頭がいい。だって〇〇〇習ってるし、いつも先生に褒められているもんな~。どうせ俺なんて・・・。」とか言っちゃってます😅

兄弟がいて片方だけ勉強ができる子だと、「必殺兄弟比較!」の大技をくらい早々にノックダウン状態(この技は小学生のうちにくらうと致命的)。

そして、中学校に入学すると年間4回ある定期テストで「学年順位」がでて、自分がどの位置にいるのかを明確に知り、心の中は・・・。

そんなふうに勉強に自信を無くした子に親や先生がいくら「勉強しなさい!」と大きな声で何度促しても、その声は子どもに響くことはなくプレッシャーが高まりどんどん勉強がいやになってしまいます。😥

Branch Branch Point Split  - ijmaki / Pixabay

 自信の基礎を考える

自信の裏にあるもの

人生において自信を持って生きることはとても大切です。子ども達には本当の意味での「自信」をつけてあげたいですよね。

勉強が苦手な子に自信を持たせてあげる時に注意したいことがあります。それは、自信を「過剰な他者との比較」で付けないということです。

ものすごく学歴が高く優秀な人がいたとします。

では、その人の「自信」はどのようにしてできているでしょうか?

「自分は小学生のころからずっと学年で3本指には常に入っていた。」😤

「中学、高校とずっと生徒会長だった。」😤

もちろん、背景にある事柄でこれらの意味合いは変わってきますけど、他者との比較やポジションでのみ自信が形成されていくと後々大変です。

それは何故か。

自信を持つことに根拠が必要だからです。

上記の子は「成績が3位以内」でなくては自信が保てません。

「生徒会長選挙に落選」したら自信が粉砕されます。

自信は「自らを信じる」ことです。それは、自分の事を無条件に信じてくれる(愛情をくれる)存在が後押ししてくれるものです。

お子様の自信を考える時にこの前提を外して考えると、短期的には良くても長期的に見ると全て失敗してしまうと思います。

そして運よく「根拠」が崩れなかったとしても、「他者との比較」で自信を得た人は「他者を認めない」思考回路になっていく場合があり、批判を受け入れる事ができなくなります。

絶対にさじを投げない

勉強の苦手な子はすでに「自己肯定感」がとても低い状態にある場合が多いです。教える側が「できるように」してあげたいという気持ちが強すぎると、「できた場合」にのみできる「条件つきの自信」が積みあがってしまう事になります。

<勉強を教える時の注意点>

  1. 勉強にチャレンジしている状況を認める
  2. 「できなくても」否定しない
  3. 教える側があきらめない
  4. その子の興味・関心からアプローチする  例)昆虫好き→理科好き→計算も!
  5. 一緒に勉強する事を楽しむ

こんな点に気を付けて子どもと勉強を進めるとよいでしょう。

とはいえ「できるようになる」ことはてとても重要な要素です。問題は「子どもが諦めず、粘り強く向き合う姿勢」をどのように育んでいくかということです。

教える側が「何度でも」笑顔で根気強く教えてあげましょう。

「覚えていなかった」「何度も同じミス」をするのは本人のやる気も問題ではありません。だれよりも本人が自己嫌悪に陥っています。

「どうせ俺なんか・・・」

ではなく「見捨てず教えてくれてありがとう!」と子どもが感じる事が大切ですね。

Board Game Play Gesellschaftsspiel  - Bru-nO / Pixabay
Bru-nO / Pixabay

目標は変えない。達成時期をズラす

これは「見守る側」の勇気が必要です。勉強が苦手な子の中には発達特性等で、周囲の子よりも学習の習得スピードが遅い子がいます。

文部科学省が定める学習指導要領の通りに行かないこともあります。「分数」の「通分」の習得に半年かかってしまう子もいるでしょう。

学校の進むスピードは変えられません。保護者や子どもの学びを支える周りの人が、子どもとよく話をして「新たな目標達成時期」を決める必要があるのです。

子どもが諦めずに取り組んでいるなら、それでいいじゃありませんか。

高校入試、大学入試に間に合う事は必ずしも重要ではないと考えましょう。

ここにとらわれると、生涯「学び」をしない人間になってしまいます。

自分が「できない」事で、自分に一生懸命関わってくれた人の存在に気づき、その中で得た「分かった」「できた」の価値は他の子よりむしろ大きいかもしれません。

勉強が苦手な子に教える際に大切なのは「その子の理解のペース」を把握し、根気強く関わってあげる事だと思います。

「勉強が苦手な子」に教えるコツ!②

Pencils Kids Games Education  - Sashasan / Pixabay

子どもの話をよく聞くこと

当たり前の事にしか聞こえないと思われますが、少し詳しくお話ししたいと思います。

「子どもと向き合いながらじっくり教えます!」と言われると「どっかの塾のキャッチコピーみたいだな。」と思われる方もいますよね。

言葉にするのは簡単ですが実際はそんなに簡単ではありません💦

今日は向き合う際の基本的姿勢(心理・言葉・外見)やスキルについてお伝えしていきたいと考えています。

まずは心理面の理解から。😄

勉強が苦手な子(不登校の子)は自信を無くしている子がほとんどです。

できていなくてもできている風を装いたくなったりします。

また、できていないことを「隠したい」という気持ちを少なからず持っているものです。

その時に子どもの言葉だけを鵜呑みにしてしまうと、子どもの不安な気持ちに気づけず「学びたい」という気持ちを起こさせてあげることができません。

子どもにとっては、大好きな人だから「弱い部分を見せたくない。」という気持ちも強く働きます。

「ここが分からない。」と告白することは子どもにとってとても勇気がいることなのです。

「〇〇くん、分かった?」「うん。分かった。」のやり取り最中の声のトーン、表情を確認しながら子どもにアウトプットしてもらい理解度を確認していきます

そして、子どものアウトプットを引き出すのに必要なのが、いわゆる「傾聴」というやつです。

Classroom Desk Bench Book School  - 玺滨 / Pixabay
玺滨 / Pixabay

次に「教える側の」基本的姿勢についてです。😄

福祉の業界ではもはや常識的な言葉ですが、教育業界ではまだまだ一般的ではないかもしれませんので簡単にご紹介。

<傾聴とは>ロジャースの3原則

1.共感的理解 (empathy, empathic understanding)
相手の話を、相手の立場に立って、相手の気持ちに共感しながら理解しようとする。

2.無条件の肯定的関心 (unconditional positive regard)
相手の話を善悪の評価、好き嫌いの評価を入れずに聴く。相手の話を否定せず、なぜそのように考えるようになったのか、その背景に肯定的な関心を持って聴く。其のことによって、話し手は安心して話ができる。

3.自己一致 (congruence)
聴き手が相手に対しても、自分に対しても真摯な態度で、話が分かりにくい時は分かりにくいことを伝え、真意を確認する。分からないことをそのままにしておくことは、自己一致に反する。

このように傾聴とは「聞き手側の姿勢」の事をさしますが、実はこれによって相手のアウトプットが引き出される事が大切なポイントとなります。

前述したような基本姿勢(心理)で子どもの話を聞きます。

また、実際に話を聞く際には次の事を気をつけると良いでしょう。

  1. 相手の目を見て話す(表情豊かに明るく朗らかに)
  2. 相手の言葉を繰り返す(自分の言葉を繰り返している→承認された!)
  3. 相手の言葉に質問する(自分のことを深く理解しようとしてくれている!)

そして、傾聴しながら子どもから聞き出した「わからない部分」を分析していくのです。

Pencils Colorful Color School  - lucasgeorgewendt / Pixabay
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分からない事をどこまで分割できるかが勝負

最後にスキル面からお話しします。😄

高学歴の人が必ずしも良い先生になれるわけではありません。それは多くの人が自分が理解してきた過程で他人にものを教えようとするからです。

高学歴の人はその優秀さゆえに「理解のステップ」を自身が一足飛びに駆け上がっていることが多く、その途中で理解できなくなるという経験をしていないのです。

(もちろん高学歴の方でも相手の状況をよく想定できていて、細かいステップを見つけてあげられる人もいらっしゃいますよ。)

では、例を挙げてみたいと思います。

「異分母どうしの足し算」は「通分」してから計算してね!

     ↓

生徒が固まる・・・(何も言わず厳しい表情🙄)この時は例えばこんな事が考えられます。

・通分ってどうやるの?🤔

・最小公倍数ってなに?🤔

・その時、分子はどうするの?🤔

・掛け算・割り算の時はどうなの?🤔

・そもそも何で通分する必要があるの?🤔

※場合によっては掛け算の九九が不安定なことだってあります。

分からない所は本当に人それぞれです。決めつけてパターン化してしまうと、その子に合わないステップにしてしまい、目の前にいる子の学びたい気持ちを折ってしまいかねません。

福祉では相手の漠然とした不安を解消していく際に「傾聴」を使いながら、相手にアウトプットしてもらい「解きほぐして」いきます。

その感覚と「勉強が苦手な子」に教える行為は非常に近いと思います。

その子が話しやすい環境をどのように作り、どれだけ細かくステップを設定できるかが「分かった!」の笑顔をつくる大切なポイントと言えそうです。

Brain Books Think Read Education  - GDJ / Pixabay
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「勉強が苦手な子」に教えるコツ!①

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そもそも、勉強が得意な子ってどんな子?

「勉強はできなくてもいいけど、出来た方がいい」と考えている保護者は多いように思います。「勉強はむしろできない方が良いという」人は、よほど意地張ってますね😅😅😅

私がこれまで見てきた「勉強ができる子」はできる子というよりは「勉強が好きな子」と言った方があっている気がします。

私が出会ってきた「できる子」はこんな感じです。

  1. 人が好き
  2. 素直
  3. 意思がある
  4. ”楽しむ”力がある
  5. ”何故?”をたくさん持っている

まだまだありますが、大きく言うとこんな感じではないでしょうか。

よく、「あの子勉強できるよね。そっか、お父さんお医者さんだもんね。」というケースがあると思いますが、医者の子=勉強ができる は間違いです。

ここだけの話、優秀ではないお医者様の子を何人か見た事があります。💦

では、どうしたら勉強が得意になるのでしょうか?

Toy Harrypotter Boy Mood School  - chrismaguirang / Pixabay
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まずは勉強をしたいと思うことが大切

まずは必要不可欠な要素として子どもが「勉強を好きであること」が挙げられます。

ここではっきり言っておきます!

勉強が嫌いな大人が子どもを勉強好きにさせることは100%できません!(ここから下は読む必要が無いと思います…💦)

ご自分が「勉強が嫌いです」という方は素直に「プロ」に任せた方がいいです。😅😅

自分が嫌いなものを子どもに好きになれと強制すると、逆に「信頼」を失い親子関係が悪化します。

「何で、お母さんが嫌いなものを俺に強制するのさ!」なんて言われちゃいますよ。

では勉強が好きになった子はどのようにしてそうなったのでしょう?

それは勉強が好きな人が身の回りにいた(いる)からです。

勉強を好きな人を見て「楽しそう!自分もやってみよう!」となるのです。

ここで必要になってくるのが「人が好き」という要素です。

子どもは「自分の好きな人」の興味を自分のものとしていきます。よく、「お姉ちゃんが中学で吹奏楽部だから、私も中学に入ったら吹奏楽やるんだ♬」なんて言っている子がいます。

この子はお姉ちゃんが好きなんです。

(スポーツ選手の子どもが「同じ競技」を選ぶことが多いのも同じ理屈で説明できると考えています。)

他にも友達が勉強好き、職場体験に言ったときにそこの人が熱心に教えてくれた、など勉強好きになるきっかけはさまざまです。

逆に「人が好き」となかなか思えない子の中にはこんな子がいます。

それは「親が人の悪口ばかり言っている」子。

もっとも身近な大人が「人を好きではない」事をたくさん感じた子は、なかなか人を信じること(好きになること)ができなくなります。

という事で子育て中の保護者のみなさん。悪口は子どもがいない所でいいましょう!😓

「子どもに好きになってもらえる人」が「勉強を教える」のが重要な要素の一つと言えます。

Office Supplies Paper Clip Eraser  - AnnaliseArt / Pixabay
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子どもが好きな大人

子どもが好きな大人になることが、子どもを勉強好きにさせる一番の近道です。ちなみに子どもが好きな大人の共通点を挙げるとこんな感じみたいです。

  1. 同じ目線で話をするか、上から話をするか
  2. 優しいか優しくないか
  3. 褒め上手かいい加減な返事をするか
  4. 笑顔か怒り顔か(表情が豊かかどうか)
  5. 一緒に遊んでくれるか遊んでくれないか
  6. 運動神経ふがいいか悪いか
  7. リアクションが大きいかどうか
  8. 子どもを名前で呼ぶか呼ばないか
  9. 自分も楽しんでいるか、いないか

これらはほんの一部でまだまだあると思います。

9にある通り「大人自身が勉強を楽しんでいるか、どうか」は重要です。「プロ」は楽しんでいる様子をオーバーアクションで笑顔で表現し、子どもを惹きつけようとします。

これは「子どものご機嫌取りをして好かれたい」のではなく、「子どもを勉強好きにするための」必修事項なのです。

この土台を作ることができれば、大げさに言えば「授業を受けなくても」子どもが自ら学び、成績はぐんぐんあがります

次回も引き続き「勉強が苦手な子」に教えるコツについてお伝えします!